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【賃貸トラブル】浴槽の修理は借主負担になる?解決までの流れを解説

 

賃貸で浴槽の修理が必要!借主負担になる?

 

この記事を読むための時間:3分

 

賃貸で暮らしていて、設備が破損してしまったという経験はありませんか?お風呂の浴槽も、様々な原因で壊れて修理が必要になることがあります。

 

一般的に浴槽は15年〜20年で劣化すると言われているものです。賃貸の浴槽が壊れた時に気になるのが、「修理費用は部屋を借りている側の負担になるのか?」ということではないでしょうか?

 

結論からいうと、浴槽が経年劣化で破損した場合は家主の負担、使用者の過失で破損した場合は借主の負担になることが多いです。この記事では、そんな浴槽の修理が必要になった、賃貸トラブルの解決方法を解説していきます。困った時はぜひ参考にしてくださいね。

 

賃貸の浴槽で起こり得る故障と修理費用

 

まずは、賃貸の浴槽で起こり得る、故障について見ていきましょう。

 

浴槽にヒビ(クラック)ができた

 

浴槽表面の塗装にヒビが入っていることがあります。塗装のヒビは膨張や経年劣化、地震などの揺れで起こる現象です。基本的に過失でできることは少ないと考えられます。

 

浴槽の塗装であれば、工法にもよるものの7万~15万円ほどになるでしょう。浴槽自体の交換となると、10万〜50万円ほどかかります。しかし、浴槽がまだ新しく強度に問題がないと思われる場合は、そのまま使用を続けることになるかもしれません。

 

浴槽が割れた

 

亀裂が入るなど、浴槽が割れることがあります。重いものを落としたり、ぶつけたりして割れることも多いですが、経年劣化で浴槽が割れることも少なくありません。経年劣化で、その場所が脆くなっていたということもあるでしょう。

 

小さなヒビの部分補修なら4万〜10万円、大きなヒビが入り浴槽を入れ替えることになると、最低でも10万〜50万ほどの費用がかかってしまいます。

 

浴槽に穴があいた

 

浴槽に穴が空いた場合も、重いものを落としたなどの過失と経年劣化、両方の原因が考えられます。穴から水が入り、内部の破損につながりかねませんので、穴があいた場合は速やかに修理することをおすすめします。

 

費用は割れた場合と同じく、部分補修なら4万〜10万円、大きなヒビが入り浴槽を入れ替えることになると、最低10万〜50万円ほどとなるでしょう。

 

賃貸で浴槽の修理が必要になったら〜解決までの流れ〜

 

上記のような破損を見つけると焦ってしまいますよね。賃貸で浴槽の修理が必要になった時どうすべきか、解決までの流れをご紹介していきます。あくまでも一例にはなりますが、参考にしてくださいね。

 

①契約書を確認

 

破損を見つけたら、まずは契約書を確認してみましょう。「本物件の原状回復条件」などの項に「貸主・借主の修繕分担」が記されている場合があります。

 

経年劣化や寿命による破損は、原状回復義務の範囲に含まれないというのが原則であり、そのように記載されているのではないでしょうか。

 

②大家さん・管理会社に連絡

 

確認できたら、速やかに大家さんもしくは管理会社に破損の報告をします。大家さんか担当の人が、お家まで現状を見に来られることになるでしょう。このとき、どのような経緯で破損したのか説明します。

 

契約書で修繕費について、明瞭に記載されていない場合は、直接交渉をします。明らかに経年劣化による破損であるにも関わらず、全額負担させられたり、保険を利用されそうになったりしたら、受け入れてしまわないように注意してくださいね。

 

③修理

 

交渉が完了してから、修理に取り掛かりましょう。交渉を進めながら業者に見積もりを出してもらうこともあるかもしれませんが、勝手に修理を進めてしまうことはおすすめしません。

 

数日浴槽が使用できず不便ではありますが、先にしっかりと大家さん・管理会社と話し合うようにしましょう。

 

経年劣化であるかどうかがポイント

 

賃貸のお家での浴槽の修理についてご紹介しました。貸主・借主の負担については法的に定められてはいないため、各ケースごとに契約内容や、原因を元に解決することになります。契約書に特別記載がない場合、経年劣化による破損か否かが大きなカギとなりそうです。

 

これから賃貸のお部屋を借りるという人は、あらかじめ確認しておくことをおすすめします!高額な費用を不当に支払うことにならないよう、気をつけてくださいね。

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