【お風呂のトラブル】浴槽エプロンの修理方法(ヒビ・割れ・外れた)
浴槽エプロンが壊れた!修理方法は?
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浴槽は外側側面にカバーがついているものが多く、そのカバーを浴槽の“エプロン”と言います。このエプロンが壊れた、もしくは傷ついたけれど、修理方法がわからないという人も多いのではないでしょうか?
浴槽のエプロンは、そのメーカーのそのモデルのものでないと合わず、取り付けられないことが多いです。そのため、お使いの浴槽のエプロンや、壊れた部品が手に入るのであれば交換も可能です。
修理できず、同じモデルのエプロンが製造終了している場合は、浴槽ごと交換しなければいけません。今回は、そんな浴槽エプロンの修理方法についてまとめました。修理費用についても紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
よくあるトラブルと修理方法
まずは浴槽エプロンによく引き起こるトラブルと、その修理方法を紹介します。
浴槽エプロンにヒビが入った
浴槽エプロンの表面コーティングが経年劣化してしまい、ヒビができることがあります。エプロン本体に亀裂が入っていない場合は浴槽の強度に影響がないため、塗装のみで補修することが可能です。
塗装方法の一例を紹介すると、エプロン表面をサンドペーパーで均し、下塗りしてウレタン塗料で塗装し、コーティングするというものが代表的です。ヒビだけに限らず、変色や色褪せなどの場合もできる方法ですね。
自分でDIYで塗装することも可能ですが、仕上がりの良さや耐久年数はぐんと下がってしまいます。
浴槽エプロンが割れた
浴槽エプロンにものをぶつけて割れてしまうことも多いです。劣化で脆くなっていて、小さな衝撃で亀裂が入ってしまうこともあります。その場合も、多くの素材の浴槽エプロンで「ライニング補修」という方法で補修することができます。
ライニング補修は、発生している箇所をFRPシートで覆い、樹脂を塗りこんで乾燥させ、上からパテ材・コーティングなどを塗り仕上げる方法です。高度な技術を要するためDIYで修理するのは難しいですが、この方法で修理すれば、強度も見た目も問題ない状態にしてもらうことができます。
浴槽エプロンが外れた・浮いてきた
浴槽とエプロンの間に隙間ができてきた!というのもよくあるトラブルの1つです。原因は、浴槽とエプロンを留める金具の異変(外れた・壊れた・変形したなど)、浴槽とエプロンのつなぎ目の異変(剥がれた・変形したなど)などが考えられます。
このような場合は、エプロンの留め金具の交換やエプロン自体の交換、剥がれたつなぎ目を付け直す、といった修理方法があるでしょう。浴槽とエプロンの間に隙間ができると、そこから中に水が入り、中がカビだらけになりかねませんので、早めの対策が必要です。
修理・交換の費用
続いて、気になる修理費用について見ていきましょう、あくまでも目安ではありますが、修理が必要な際はぜひ参考にしてください。
ウレタン塗料とコーティング
浴槽の強度に影響のない劣化・変色などであれば、ウレタン塗料の塗装とコーティングで補修することができます。塗料はアクリル塗料など、別の塗料が使用されることもあるようです。
ウレタン補修と浴槽コーティングで、エプロンを補修するのにかかる費用は、範囲などによっても異なりますが、3万円〜8万円。職人の技術を要する作業であるため、この値段になってします。
ライニング補修とコーティング
浴槽やエプロンの強度に影響するヒビや破損には、ライニング工法を採用されます。強度がしっかり出せる方法なので、圧力のかかる部分でも補修することができる方法です。高度な技術を要するため、高額になります。10万〜18万円ほどの費用が発生するでしょう。
取り替える場合の費用は?
エプロン支持具などの金具・部品を交換する場合、在庫があれば各メーカーで300円〜2,000円の価格帯で販売されています。浴槽エプロン自体を交換する場合、1万5千円〜3万円の費用になるようです。
在庫がない場合は、浴槽自体の交換になります。浴槽の交換は、比較的安価なFRP浴槽で搬入費なども込みで10万〜40万円前後になると考えられます。
浴槽エプロンの修理は高度な技術が必要です
浴槽エプロンのトラブルと修理方法についてご説明しました。塗装補修も破損の修理も高度な職人の技術が必要で、想像よりも高額な費用がかかってしまうと感じた方も多いはずです。
しかし、トラブルを放っておくと、思わぬ破損による怪我などにつながりかねません。困った時はこの記事を参考に、早めの対策をしてくださいね!