【ヒビ・割れ】浴槽の修理はDIYでできる?直し方と費用をチェック
浴槽の修理はDIYでできる?
この記事を読むための時間:3分
経年劣化や物をぶつけた事が原因で、浴槽の修理が必要になることがありますよね。特にポピュラーで劣化も多い素材が、FRP(強化プラスチック)の浴槽です。
そんな時、DIYが好きな人や費用を抑えたい人は、できれば自分で直したいと考えるのではないでしょうか?
浴槽の修理は、DIYでできないということはありません。ホームセンターや通販で購入できるもので直すこともできます。
しかし、ホームセンターなどで購入できるものは、1年もせずに劣化してしまうことが多いのが現実。また、圧力がかかる底面のDIY修理は、大きな破損に繋がることもあるので、避けた方が無難です。
DIYでの補修は、あくまでも修理までの繋ぎの補修として、行うことをおすすめしますよ。
この記事では、FRP浴槽のDIYでの修理の方法と、費用をご紹介していきます。浴槽の修理に悩んでいる人はぜひ参考にしてくださいね。
浴槽にヒビが入った場合のDIY修理方法
FRP浴槽にヒビが入った場合、まずはそれが塗装のヒビなのか、それとも本体までヒビが入っているのかを確認しましょう。多くの場合塗装のトップコートのヒビであると考えられます。
塗装のヒビの場合は、浴槽用の塗料や、パテ材で埋めて補修することができます。表面の凹凸をヤスリで均し、下塗り材・パテ材・上塗り材の順に塗っていくだけ。費用は2万〜3万円前後で、乾かしてから塗装を重ねるため作業は数日かかります。
一部だけに塗ると違和感があるので、浴槽全体を塗ることになるでしょう。浴槽用塗装セットなどが販売されているので、そちらをチェックしてみてください。
浴槽が割れた場合のDIY修理方法
浴槽自体が割れていたり、亀裂が入っていたりした場合、通常は「ライニング工法」とよばれる方法で補修されます。
「ライニング工法」の「ライニング」とは、表面などを覆うように貼り付けること。その名の通り、ヒビが発生している箇所を、FRPシートで覆い、樹脂を塗りこんで乾燥させ、そこに上からパテ材を塗り、表面を綺麗に仕上げる方法です。
この方法は、高度な技術を必要とするため、DIYで行うのは困難です。そこでおすすめなのが、「浴槽用仮補修テープ」を使用し、業者に修理してもらうまでの繋ぎとしての補修に、抑えておくという簡単なDIY。
パテ材を使用して、塗装をしても補修はできますが、業者に修理を依頼した際に、DIYで塗装した部分の剥離を行う作業が必要になるため、余計な費用がかかってしまいます。
「浴槽用仮補修テープ」であれば、サイズを合わせて、切って貼るだけの簡単作業で、剥がすのも比較的簡単。価格も1,000円ほどで購入可能です。
浴槽に穴が開いた場合のDIY修理方法
重い物を落とした時などに、浴槽に穴があいてしまうことがあります。穴があいた場合の修理も「ライニング工法」が採用されることが多いです。
DIYでの補修の方法も割れた場合と同じく、パテ材で埋めるか「浴槽用仮補修テープ」を使用するかの二択になります。
しかし、穴のサイズや位置によっては、浴槽の強度に影響し、補修ではなく交換になることもあります。この判断は業者に見てもらうしかありません。
DIYで補修して使用を続けてしまうと、破損が大きくなって部分補修ができなくなる、ということもありえます。穴や亀裂が大きい場合は、できるだけ早く業者に相談するのがおすすめです。
【浴槽修理】業者に頼んだ場合の費用
浴槽のDIY修理は、
・「浴槽用仮補修テープ」で一時的な応急処置を行う…1,000円前後
・パテ材や塗料で塗装する…2〜3万円
の2点が主な方法であることがわかりました。
続いては、業者に頼んだ場合どれくらいの費用がかかるのか、確かめてみましょう。
部分補修の場合:5万円〜10万円
ライニング工法などを使用して、浴槽を部分的に補修してもらう場合、小さなヒビでも5万円から、大きいと10万円以上かかります。高度な技術を要する工法のため、費用も高額になりますが、見た目も強度も問題ないほど綺麗になります。
浴槽取り替えの場合:10万円〜25万円
浴槽の全体的な劣化が見られる場合や、浴槽の強度に大きく影響する破損がある場合、部分的な補修ができないこともあります。その場合は浴槽を交換するリフォームが必要です。その場合の費用は置き型と、一体成型ユニットバスで費用が大きく異なります。
置き型の浴槽は、浴槽自体の値段が、比較的安価なFRP浴槽で5万〜30万円前後。別途浴槽の撤去・配管工事などのリフォーム費用が5〜10万円かかります。一体成型ユニットバスは、浴槽が床や壁とくっついているので、25万〜100万円と高額になります。
浴槽のDIYは難易度が高めです
浴槽のDIYの方法と費用についてご紹介しました。
DIYで補修する方法もあるものの、完璧に修理するのは難しいことがわかりましたね。
DIYで補修してしまうと破損がひどくなり、返って費用が高額になることもあります。どうしてもやりたい!ということでなければ、業者に依頼してみましょう。
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